リスクは最小限に!信用取引のリスクヘッジ

「信用買い」によるリスクヘッジ


信用取引は取引方法や規模を拡大してくれる、大変有用な株取引の手法です。しかし、リスクも拡大するため、現物取引以上のリスクヘッジが求められます。
信用取引におけるリスクヘッジは、信用買い(=空買い)か信用売り(=空売り)かによって若干違いがあります。まず信用買いに関しては、将来購入する予定の銘柄を現在の株価で購入しておくというリスクヘッジのやり方があります。言わば、株購入の予約を入れておき、実際に購入する際には予約を発注した時の値段でOKという方法です。当然、実際に購入する時に株価が下がっていれば損が出てしまいますが、株価が上がっていた際には割安で手に入れることができるわけです。将来的な株価の展望を見通す必要がある点では現物取引と同じですが、しっかりと購入価格が保証されているという点で、信用買いによるリスクヘッジには大きなメリットがあります。

「信用売り」によるリスクヘッジ


信用買いに対して、信用売りによるリスクヘッジの方法は若干多様だと言えます。これは、信用売りが「売りから始められる」という独自性を持っている点に由来します。
まず、現物取引をする際、上場投信などを逆に信用売りして現物による損失額を減らす手法が、一般的によく知られています。運用するに当たっては厳密な相場予想と厳格な運用が求められますが、リスクコントロールが重要な株式相場の世界では最も有効なリスクヘッジの手法だと言えます。
これとは別に、「つなぎ売り」という信用売りによるリスクヘッジの手法もよくとられます。これは、例えばこれから値上がりが確実視されるなどの要因で手放したくない銘柄の利益を、ひとまず確定しておく時に利用される手法です。株を保有し続けている一方で信用売りを行えば、双方の利益と損失が相殺されて、結果利益が固定されるといったリスクヘッジのやり方になります。